Case Studies
事例集&豆知識
事例集
配管内での小麦粉の突き上げ誤検知を解消
バルブ&配管部品
業種
製粉会社様
導入製品
センサースポート
背景と課題
小麦粉の配管の詰まり誤検知をなくしたい
シュート配管で小麦粉を落下させ、空気輸送へ切り替える部品(ニューマシュー)の手前で粉体が詰まると、配管内で“突き上げ”が発生することがあります。これを検知するため、従来はアクリル管の外部側面に近接スイッチを設置していました。しかし、静電気で配管の内部表面に粉体が付着すると実際には閉塞してなくても誤検知することが多く、ラインの“チョコ停”が絶えませんでした。
TSUKASAからのご提案
内蔵型の静電容量式レベルセンサーを活用
「配管の内部表面のみに粉体が付着していても、配管全体が詰まっていると誤検知してしまう」という事態を防ぐため、近接スイッチに替えてセンサースポートの採用をご提案しました。センサースポートは、アクリル管と一体型になった静電容量式レベルセンサーで、検出部の電極が配管内にあるため、静電容量の変化から「内部付着だけで配管内は流れている」ことを正確に把握することができます。
TSUKASAが選ばれた理由
全周型電極で配管詰まりを確実に検知
TSUKASAのセンサースポートはアクリル管とセンサーを一体化。全周型電極の採用で、配管の詰まりを確実に検知できます。またお客様の使用方法にあわせて「どの程度でアラームを発するか」を感度ボリュームで調整できます。
導入の効果
誤作動がなくロス削減にも
配管詰まりの誤検知による“チョコ停”がなくなり、ライン全体として生産ロスの削減に結びつきました。
部品交換のみでリスク管理
不慮の事故による停電などの二次被害を防ぐためのフェールセーフスイッチを内蔵。制御ソフトに頼らない部品交換のみでのリスクマネジメントにも貢献しています。
ホトカプラー接続にも対応
センサースポートなら、無接点型のホトカプラー接続も可能です。チャタリング対策にもなり、ON/OFFの切り換えの多い経路での使用も安心です。もちろん有接点型のリレー接続にもワンタッチで切り換えできます。