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Case Studies
事例集&豆知識
事例集

ふるい機の分解洗浄が新入社員でも可能に

ふるい分け・異物除去工程

ふるい機の分解洗浄が新入社員でも可能に

業種

食品メーカー様

導入製品

ラインシフター®(ボルト脱着式)

背景と課題

1回の水洗浄は容易でも高頻度なら負担アップ

ふるい機の導入にあたり、「当社では種類の違う粉体原料を同じラインで入れ替えて使用するため、機器の水洗浄を毎日行う必要がある。作業負担の積み重ねを少しでも軽減できないか?」とのご要望がありました。

「ラインシフターⓇ・標準型」では、回転するビーター(羽根)とシャフト(軸)が一体化していて、これがプーリー(ベルト式駆動部)とつながっています。ビーターは特別な工具を使用しなければ取り外すことができないため、複雑な形状ゆえに水洗浄の際に完全な清掃をすることが大変なことがありました。

頻繁に水洗浄を行う現場では、ビーターの脱着ができれば清掃の負担が減ります。また「例えば新入社員でも簡単に脱着できるようになれば、いろんな面で大きな助けになる」とのお客様の声がありました。

TSUKASAでの対応

ボルト1本を外せばビーターを取り出せる設計に

点検扉を開けて円心部のボルト1本を外せば、ビーターだけを引き出せる新設計を採用しました。シャフトを本体内に残すことでプーリーの取り外しが不要となり、駆動部を分解しないため組み付けにも特別な技術は必要なし。求められるスキルは“ボルトを緩めたり締めたり”だけになりました。

導入の効果

新入社員も1人で水洗浄が可能に
新入社員や経験の浅いスタッフでも、ビーターの「取り出し」→「水洗浄」→「組み付け」が簡単にできるようになりました。

本体内部の清掃も容易に
ビーターを取り出した後、シャフトの残った本体内部にはラクに手が入り、細部まで丁寧に清掃できます。

もちろんシーブの洗浄も簡単
ラインシフターでは、本体内部の円筒型シーブ(網)の洗浄も点検扉を開けてシーブだけを引き出せば簡単にできます。特別なスキルや工具は必要ありません。また、網の張り替えも短時間で可能です。

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次のロットの生産にスムーズに移行
熟練スタッフが現場にいない時でも、次のロット生産への移行がスムーズに準備できるようになり、人員のローテーションにもゆとりが生まれました。

TSUKASAの基本姿勢

多品種小ロット生産において、同一のラインで複数の原料を扱える体制づくりは人と空間の有効活用の面でも非常に大切です。ツカサ工業では、ラインの設計段階からお客様ヒアリングを丁寧に行い、例えば「機器を頻繁に洗浄するなら、初期費用をかけてもできるだけ洗浄作業が容易な機種をおすすめします」などとご提案していきます。