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Case Studies
事例集&豆知識
事例集

ふるい機内部を側面から点検できる新仕様開発

ふるい分け・異物除去工程

ふるい機内部を側面から点検できる新仕様開発

業種

食品・飲料メーカー様

導入製品

パウシフター・特殊仕様

背景と課題

点検・清掃時の分解作業で原料ロスが発生

シュート輸送ライン内に設置する「パウシフター・標準型」では、点検・清掃の際に本体内部から円筒型シーブ(網)を引き出します。お客様からは「取り扱う粉体原料が高価なため、シーブの点検時に内外面や枠に付着した粉が床に落ちての原料ロスを防ぎたい。また、シーブ内面に異物が存在する可能性もあるので、それが点検の際にインラインに入ってしまう可能性もなくしたい」とのご相談がありました。

お客様のご要望

本体からシーブを引き出す動きの中で、
・わずかな粉体でも床に落としたくない
・ふるい分けた異物の原料への再混入を防ぎたい

TSUKASAでの対応

大きな点検口の設置で側面点検口から目視可能に

シーブを引き出さずに側面点検口から目視可能とすることで、上記のご要望にお応えできると考えました。
 

「パウシフター・特殊仕様」を開発

ガルウィング型の大きな点検口を側面2か所に設け、シーブの“破れ”を外部から確認できる特殊仕様を開発。点検・清掃のためシーブを引き出す回数を減らすことで、それに伴う原料ロスを防ぐよう工夫しました。

導入の効果

⚫︎原料ロスの削減に貢献
点検・清掃ごとにシーブを引き出す必要がなく、粉体の床落下や異物の再混入による原料ロスを防止できました。

⚫︎点検・清掃が容易に
点検口の開閉は工具レスで可能。シーブの引き出し作業なしで“破れ”が確認できるため日常点検が容易になりました。また本体や部品の水洗浄にも標準対応しました。

⚫︎安全性能もさらに向上
点検口には開状態での保持ストッパーや安全用近接スイッチを設置し、作業者の安全確保にも配慮しました。

TSUKASAの基本姿勢

「分解しやすい」「分解しなくていい」をともに追求

粉体機器の点検・清掃で「いかに簡単に分解して洗えるか」に加えて「毎回分解しないでも対応できる作業はないか」を常に考えて開発を進めています。ガルウィング型の点検口を搭載した「パウシフター・特殊仕様」は、そんなTSUKASAの基本姿勢が具体的な製品となった一例です。