Case Studies
事例集&豆知識
事例集
パンミキサーの可動式ボールへ自動給粉
原料受入・供給工程
業種
製パン会社様
導入製品
パウサイロ(計量機付き)
お客様のご要望
人手でのボール給粉や運搬の負担をなくしたい
フランスパンなどハード系のパン製造がメインのお客様で、ボール可動式のスパイラルミキサーをご使用中でした。小麦粉など粉体原料のボール投入では、計量室で人手による小分け計量を行い、それを台車に乗せて離れた場所のミキサーまで運んでいました。そして「この作業がけっこう負担になので何とかならないか?」とTSUKASAにご相談がありました。
TSUKASAからのご提案
パウサイロ(計量機付き)から ボールに自動定量供給
「パウサイロ」にストックしておいた粉体原料を1バッチごとに自動計量して、スクリューフィーダーでボールまで定量供給することをご提案しました。
⚪︎作業フロー
パウサイロに粉体原料をストック
↓
制御盤から供給量など設定
↓
粉体重量をロードセルで検知
スクリューフィーダーから排出
↓
原料入りボールをミキサーに取り付け
↓
制御盤から供給量など設定
↓
粉体重量をロードセルで検知
スクリューフィーダーから排出
↓
原料入りボールをミキサーに取り付け
今回ご提案の「ロスインウェイト方式(減量重量連続制御方式)」とは?
スクリューフィーダーの回転中に、サイロ内の原料が目標値に向けて早めに減っていれば回転数をダウン。ゆっくり減っていれば回転数をアップ。リアルタイムのフィードバックによって高精度供給を実現する技術です。
導入の効果
ボールの運搬距離を短縮
スパイラルミキサーのすぐ近くにボールを置いて粉体原料を受ければ、そのままセットするだけで生地ミキサーへの投入が完了。計量室から台車を転がす手間がなくなりました。
前工程に計量機が設置不要に
単独の計量機を事前工程で置く必要はなし。ライン全体での機器数が削減され、工場の省スペース化や導入コスト削減に貢献できました。
異物混入のリスクを低減
手作業での計量や長距離運搬による異物混入のリスクを大幅に低減できました。サイロでストックする際の異物混入もビルトインフィルターによって防ぐことができます。