Case Studies
事例集&豆知識
事例集
ローターを無理なく脱着できる治具を開発
ハンドリング工程
業種
食品メーカー様
導入製品
ロータースライダー(パウローター交換用治具)※特許出願中
背景と課題
重いローターの脱着にかかる負担を軽減したい
数種類の粉体材料を使用する工場では、パウローター(定量供給装置)の洗浄を頻繁に行います。洗浄時に、本体内部のローター(羽根)の取り外しでは最大17kgもの重量を両手で抱えて引き抜いており、不安定な体勢での作業や、不慣れな作業者では、怪我や落下破損等の災害発生防止が求められてきました。また、洗浄後のローターを元に戻すのも、内部にぴたりと収めるには一定の熟練が必要でした。
TSUKASAでの対応
重さを感じず脱着できるスライド式治具を新規設計
お客様からご相談を受け、ツカサ工業ではローターの着脱用治具の設計を進めました。
◎必要条件として
・熟練者でなくても誰もがミスなく簡単に扱える
・現在使用中のパウローターに後付けして使用できる
・ローターが外れる時に重さを「ガクン」と一気に感じない
・取り付け時にもスムーズにローターが入る
これらをふまえて「現行のパウローターにスライド式治具を取り付け、その上をローターが滑って移動する」という方式を採用しました。
◎必要条件として
・熟練者でなくても誰もがミスなく簡単に扱える
・現在使用中のパウローターに後付けして使用できる
・ローターが外れる時に重さを「ガクン」と一気に感じない
・取り付け時にもスムーズにローターが入る
これらをふまえて「現行のパウローターにスライド式治具を取り付け、その上をローターが滑って移動する」という方式を採用しました。
ロータースライダー使用手順(取り外し時)
シンプルな手順で熟練者でなくてもスムーズに脱着
①ボルトを外して点検扉を開ける
②ローター中央のボルトを外す
③スライダーの溝にあわせてローターの角度を調節
④スライダーを差し込み、付属の専用ボルトで固定
⑤本体内部からローターを引き出す
⑥ストッパーに当たったら上方向に取り外し
②ローター中央のボルトを外す
③スライダーの溝にあわせてローターの角度を調節
④スライダーを差し込み、付属の専用ボルトで固定
⑤本体内部からローターを引き出す
⑥ストッパーに当たったら上方向に取り外し
導入の効果
⚫︎誰もがミスなく簡単に脱着可能になりました
熟練者や腕力に優れた作業者でなくても、スライダーの誘導に沿ってミスなく簡単に脱着できるようになりました。
⚫︎ストッパーの採用でさらに安全になりました
ローターが本体から外れる直前に一旦停止するようストッパーを設け、作業者が落ちついて重みを受け止められるようになりました。
⚫︎ローターが損傷する懸念を解消します
スライド式の採用で、ローターを再設置する時の本体内部との接触(ガタガタ)を最小限に抑えました。これはローターの品質保持や長寿命化にも貢献しました。
⚫︎現行のパウローターに変更や改造はありません
ロータースライダー以外の部品を用意したり、現行のパウローターに変更や改造を加える必要はなし。スライダーを固定するボルトも、現行の点検扉のボルトを外してそのまま使えるよう設計しました。
※一部機種は異なります。
熟練者や腕力に優れた作業者でなくても、スライダーの誘導に沿ってミスなく簡単に脱着できるようになりました。
⚫︎ストッパーの採用でさらに安全になりました
ローターが本体から外れる直前に一旦停止するようストッパーを設け、作業者が落ちついて重みを受け止められるようになりました。
⚫︎ローターが損傷する懸念を解消します
スライド式の採用で、ローターを再設置する時の本体内部との接触(ガタガタ)を最小限に抑えました。これはローターの品質保持や長寿命化にも貢献しました。
⚫︎現行のパウローターに変更や改造はありません
ロータースライダー以外の部品を用意したり、現行のパウローターに変更や改造を加える必要はなし。スライダーを固定するボルトも、現行の点検扉のボルトを外してそのまま使えるよう設計しました。
※一部機種は異なります。
TSUKASAの基本姿勢
メンテナンスの容易さをすべての粉体機器で追求
TSUKASAではあらゆる粉体機器において「洗浄や清掃が容易で、しかも安心・安全にできること」をめざしています。ロータースライダーは、そんなツカサ工業の理念をさらに一歩先に進めた製品です。