Case Studies
事例集&豆知識
現場で役立つ豆知識
ふるい機の日常点検について
ラインシフター®︎・パウシフターは特にメンテナンスが重要な機器です。
粉体原料のふるい分け・異物除去では、空気輸送ライン用「ラインシフター®︎」とシュート輸送ライン用「パウシフター」が代表的な機器です。どちらも円筒型のシーブ内をビーター羽根が高速で回転するため、定期的なメンテナンスが必須となります。今回は、お客様ご自身で簡単にできて、トラブルを未然に防げる点検のポイント(しかも見落としがちな)をご紹介します。
シール材の削れカス排出にご注意を
ラインシフター®︎やパウシフターの軸受パイプ内で、シールケースの下(Aの部分)に黒いカスが排出されることがあります。これはシャフトの回転によるシール材の削れ(摩耗)カスです。TSUKASAでは軸受内部にカスが入り込まないよう、この場所に排出する仕組みを採用しています。
放置すれば粉体原料の漏れ出しも
削れカスの発生は粉漏れの前兆サインとなります。もしも放置すれば、やがて粉体原料が漏れ出し、さらには粉の噴き出しや設備停止など大きなトラブルの発生を招いてしまいます。
点検窓をのぞいて簡単チェック
おすすめしたいのは、お客様ご自身による日常点検です。やり方はとても簡単で、軸受パイプの横にある点検窓から内部をのぞくのみ。もしも黒いカスを発見したらシール材の交換時期ですから、ツカサへのご一報をお願いいたします。