現場で役立つ豆知識

Useful Worksite Knowledge

機内圧力とフィルター清掃について

機器について

粉体機器の動作に異常が起こる場合、機内や配管内にかかる“圧力”が影響していることがあります。



◎こんな症状が出たら

・計量工程で、重量値が設定通りにならない(重すぎる・軽すぎる)。
・軸部からの粉漏れがシールを取り替えてもすぐに起こる。
・機械や配管接続部での粉漏れが増えた。
・空気輸送の管内圧力がすぐに上がり、異常を検知して機器が止まってしまう。

これらの場合、“圧力抜き”のフィルターに粉体が付着して目詰まりしている可能性があります。



◎その対処法は

取扱説明書に従い、フィルターを引き出して清掃しましょう。
目詰まりは目視では判断しにくいので、とにかく一度清掃してみることが大切です
↓​
フィルターを元に戻して機器の再稼動時の様子を見ます。

もしも状態が改善しなければ、新品のフィルターへの交換を行いましょう。
異常発生前の定期的なフィルター交換をおすすめします(フィルターは消耗品です)。


引き出したフィルターを、掃除機吸引またはエアーガン等で吹き飛ばして清掃して下さい。

◎日常メンテナンスは

こまめなフィルターチェックと定期清掃を。
普段からフィルターの差圧計チェックと定期清掃をお願いします。機器の水洗い時にフィルターを取り外し(水に濡らさないため)しているなら、その時にフィルターも清掃すれば手間がかかりません。

清掃タイミングの自動お知らせも可能です。
差圧計を“スイッチ付き仕様”に変更すれば、設定値を超えたら信号を発することができるようになります。さらにツカサの「パウメンテナンス」を導入すれば、IoTを活用した遠隔監視システムによって清掃に限らず、機械のメンテナンスなどトータルで安定稼働をサポートいたします。