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Case Studies
事例集&豆知識
現場で役立つ豆知識

粉体設備の季節の変わり目の注意点

季節による温度・湿度変化によって粉体原料が容器内で溶けたり固まったりすれば、工程全体に支障が発生するリスクが高まります。そこで、季節の変わり目に注意していただきたいポイントをご紹介します。

⚫︎空調設備の調整

・エアコンの風が機器に直接当たらないように向きを調整する。
・サーキュレーターを設置して工場内の空気を循環させる。

⚫︎制御盤や電線管の結露対策

室内の冷房中、天井裏の暖かい空気が電線管を通って制御盤内に入らないよう、配管レイアウトなどの検討を行いましょう。

⚫︎屋外サイロ→屋内サイロを検討

季節の寒暖差の大きな地域や、屋外サイロが直射日光の当たりやすい場所にある場合、原料の調温・調湿のしやすい屋内サイロへの切り替えも効果的です。
▲パウサイロ・ファブリックモデル

⚫︎解砕機・粗壊機の導入を検討

高温・高湿下で保管した砂糖や塩類などの固結対策では、原料を粗く砕く解砕機「パウクラッシャー」、原料の開袋前に紙袋内で自動粗壊する「パウブレーカー」を後付けすることも可能です。
▲パウクラッシャー   ▲パウブレーカー

⚫︎除湿機による空調管理

高湿度になる春~梅雨~夏には、工場内に除湿機を設置すれば空気環境を一定に保ちやすくなります。

⚫︎帯電防止・静電気対策

秋~冬の乾燥期には、機器への影響や作業安全性の確保のため工場内の帯電防止・静電気対策(アースなど)も検討しましょう。