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機器の保全について

機器について


定期的な点検と保全で危機管理

安定的な生産のためには、機器の安定した運用が不可欠になります。
機器の不具合は作業者が異音・異常振動などに気づいた時に発見されます。普段、機器を使用している作業者は正常に作動している時の音や振動を覚えているため、この違和感に気づいて点検を行います。

このように、生産中に異音や異常振動などの不具合が発見されると、生産を一時的にストップして点検や修理などの対策をする必要があります。その分、残業や生産計画の変更が必要になってしまいます。
また、作業者が機器の異常に気づくのが遅れてしまった場合には、機器の故障を招いたり、生産する製品に不良品が出てしまうなど、さらに大きな影響も懸念されます。

このような問題を未然に防ぎ、安定的な生産計画を実行するためには、定期的な点検と保全が重要です。
そのために生産に使用している機器を把握し、危機管理を行う手法をご紹介します。



点検のために必要なこと

  1. 生産機器のリストアップを作成
  2. 生産機器ごとの点検項目を毎日、毎週、毎月、毎年等の時間軸にわけてリスト作成
  3. リストに伴い、計画的な点検を行い、担当者を選任する
  4. 生産機器ごとの予備品リストを作成

他にも多くのことがありますが、まずは第一歩として上記のことを決めておくと良いでしょう。
通常、生産機器を使用している方は、それらの機器に関して十分な知識を持っているわけではないため、メーカーに依頼しての定期点検を活用することが重要です。

機器は初期導入時に不具合が発生することが多く、しばらく運用したのちに収束していき、次第に安定的な運用が行えるようになります。その後、時間が経つにつれて再び異常が増えていく傾向にあります。
しかし、点検と保全を行うことにより、安定的な運用時間を延ばすことができます。



点検以外にできること

現在の機器の多くは非常に沢山のセンサー類がついていて、人に代わっていろいろなことを判別してくれますが、センサー自体が故障し運用ができなくなる事例も多く発生しております。そのような不測の事態はいつ起こるかわかりません。可能な限り予備品を用意していただいたくことをおすすめします。

生産設備の安定的な運用を行うために、もっとも必要な不可欠な要素は機器の清掃です。生産機器に愛情をもって、生産終了後に清掃を行っていただくだけでも不具合の発生率が減少します。
ツカサ工業の製品はすべての製品において「清掃のしやすさ」を重視したつくりになっています。毎日清掃していただくことで、機器を安心して長く使っていただきたいと考えているからです。

定期的な点検・保全、機器の取り扱いについてのアドバイスなど、安定的な生産ができるようサポートいたしますので、機器についてのご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。