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Case Studies
事例集&豆知識
現場で役立つ豆知識

「原料を変えたら計量値がオーバー気味」にどう対処?

ディバイダースケール(自動計量機)で複数種類の粉体原料を計量する現場では、「粉体の種類を変えたら計量値がオーバー気味になった」など、切り替えのたび計量精度が微妙にズレることがあります。これは機器の故障ではなく各粉体の物性差による現象です。
▲ディバイダースケール・ハイブリッド

なぜ粉体の種類が変わると計量値がズレるのか?

ディバイダースケールは「設定重量になった時点でゲートを閉じる」という原理で動いています。しかし、ゲートを閉じてから粉体が落ちきるまでには落差(ラグ)が存在します。そして落差量は粉体特性によって大きく異なります。

例えば

◎さらさら系:流れやすい原料(ex.デキストリン)

落差が大きくなりやすい → 計量値がオーバーしやすい

◎しっとり系:付着しやすい原料(ex.でんぷん)

落差が小さくなりやすい → 計量値がアンダーしやすい

計量値のズレは「落差補正」で解消可能です

ディバイダースケールには「落差補正」という設定項目があります。粉体の種類ごとに設定を調整して計量精度を最適化できます。
◎計算式
【停止重量】=【目標値】-【落差補正値】
計量値がオーバー気味の場合 → 落差補正値を大きくする(停止ポイントを早める)
計量値がアンダー気味の場合 → 落差補正値を小さくする(停止ポイントを遅らせる)

それでも改善しない場合は

定量前値の見直し

定量前値(大供給・小供給の切り替わりポイント)を大きくして早めに小供給に切り替わよう調整できます。

供給速度(回転数)の確認

粉体の種類によって適正な供給速度が異なる場合があります。

TSUKASAからのご提案

設定値をレシピとして記録・管理しましょう!

粉体の種類ごとに「落差補正値」「定量前値」を最適化し、原料切替時の設定値をレシピとして記録・管理することを推奨します。計量値のズレは機器の故障ではなく「設定の最適化」で解消できることがほとんどです。まず落差補正値を見直してみましょう。

こちらもご参照ください

計量値がズレる原因は「落差」だけではありません。ロードセルへの原料付着・フレキシブルチューブの突っ張り・ノッカー設定なども影響します。
⇒ 「設定通りの重量値が出ない」時のチェックポイントは?