現場で役立つ豆知識

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「自動化」で作業負担の軽減を【粉体の使用場所への搬送】

機器について

粉体原料の袋を敷地内の倉庫で受け入れ、それを実際に使用する加工機のある場所まで届けるには長い移送距離があります。ここも自動化の大きなポイントとなります。



重労働=粉体の袋を人手で運ぶ作業

「何かをするため運ぶ」の削減を
工場内の加工機で粉体を使用するため、作業者が「ただ運ぶ」という部分はぜひ見直したいところです。「何かをするため運ぶ」ではなく「何かをする」に作業内容を集中できれば、工場全体の生産性アップも期待できます。

異物混入や粉塵飛散の防止にも
粉袋の受け入れから中身の使用までは「汚染区」→「準衛生区」→「衛生区」と清浄度が高まっていきます。そこで輸送途中にはできるだけ高密閉で、外部と接しない状態を保つことが大切です。


粉体自動輸送システム(空気輸送)の全体イメージ


インライン化によって「汚れない」「汚さない」状態で自動輸送。



ダンピングサーバー
粉袋への切り込み用ステージ(架台)が必要なく、人手による粉体投入の負担軽減ができます。


ツカサ工業が考える自動化成功の3つのポイント

自動化メリットの把握
自動化の検討に際して「定着率向上と人材確保」「工場の生産効率アップ」「中長期でのコスト面の効果」など、自社にどんなメリット/デメリットがあるかを具体的に理解しておきましょう。

現場のコンセンサス形成
これまで慣れ親しんだ工程の変更には抵抗感もあって当然です。社内説明会など開いて「何のために自動化するのか」の意識を全員で共有しましょう。

経営陣も含めた実行力
「人がいないから自動化しよう」という受け身ではなく「自動化で現場の環境をよくしよう!」と前向きな姿勢で取り組めば、そこから“次の改善策”も見えてきます。


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